趣味の勉強日記 シューカツで企業が血液型質問?

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シューカツで企業が血液型質問?

2011-08-27-00:33

Category :心理学

以前、東京新聞の社説「血液型は輸血にしか役立たない」について書きましたが、最近、新聞でこの関係の話題が結構載っています。

1つがこちらです。8月22日の朝日新聞夕刊、「科学的根拠ないのに…シューカツで企業が血液型質問」

また、ネットには掲載されていないようですが、8月14日の同じく朝日新聞夕刊の「ニュースがわからん!ワイド」にも「血液型と性格は関係あるのかな?」という記事が1つの面の半分近くのスペースを使って、松本前復興担当大臣の発言をきっかけとしたQ&A形式の記事が掲載されていました。いずれも、血液型性格判断に批判的な記事と考えられます。

血液型で部活のレギュラーを決めた例や、幼稚園のクラス分けをした例、人員配置に血液型を利用した例もあるようですし、私的な場面ともなれば、血液型が他人との関係や自分自身の性格・行動を左右してしまっている例は、おそらく無数にあるでしょう。

血液型には、300~500種類もの分類方法があり、普通に考えて血液型と性格に相関関係があるという発想がよくわからないのですが、現実にもABO式の血液型と性格については、たくさんの研究で性格との関連が否定されています。
ABO式の血液型は、輸血や親子関係の判定以外には関係ないといってよいと思います。

血液型性格判断は、「ニセ科学」の最たるものだといってよいと思います。そうであっても、本当に生活の中に浸透してしまって、社会から排除するのは難しい状況です。私の職場でも、血液型性格判断とは最も縁遠いはずの職種の人から「toukokoさん、血液型はなんですか?」と当然のように聞かれたことも何度かあるくらいです。
血液型の場合、占いと違って、あたかも科学的な根拠があるように信じられてしまっていることが特に問題です。これだけ浸透してしまうと、それによって自分の性格が無意識的に刷り込まれてしまうことも多いでしょうし、悪気がなくても、記事や社説のように「就活で企業が質問」、「血液型で人事異動やクラス分け」なんていう事態も容易に想像でき、単なる遊びではすまされません。企業の場合、憲法の平等権やプライバシー権の私人間効力の問題にもつながってくると思いますし、国や地方公共団体の場合は、直接的な憲法上の問題になってきてもおかしくありません。血液型は、それだけで親子関係の有無もわかってしまう場合もあるほどの個人情報でもあるということを忘れてはなりません。

東京新聞の社説にもあるように、「血」などの遺伝的形質による決めつけ・レッテル張りというのは、人種差別などの様々な差別にもつながりかねない危険性をはらんでいます。このため、もし仮に血液型によって性格に有意な差が見られるとの結果が出ていたとしても、「人権」といった観点からは、純粋な科学的な観点とは異なり、企業が面接等で血液型を聞いたり、判断の材料にしたりするのは相当ではないように思います。また、「性格判断」ではなく単なる「占い」だとしても、血液型を用いるというのは、同様の問題があるようにも思えます。
もちろん、国や地方公共団体が、血液型という個人のプライバシーにかかわる身体的な特徴による差別的な発言をするのは許されないことだと思います。松本前大臣の発言も、海外のメディアは驚きをもって報道していたということです。

そういう日本の政治家がいる一方で、先日観たNHKの「渡辺謙 アメリカを行く--“9.11テロ”に立ち向かった日系人」のアメリカのノーマン・ミネタ元運輸長官は本当に素晴らしい方だと思いました。こちらの方のブログが詳しかったので、リンクを張らせていただきます。
http://jiro-dokudan.cocolog-nifty.com/jiro/2011/08/nhk---911-a262.html
ミネタさんのような方がいらっしゃるなんて、世の中まだまだ捨てたものではないと思いました。

今、ちょうど娘の読書感想文(課題図書の「わたしのとくべつな場所」)
わたしのとくべつな場所わたしのとくべつな場所
(2010/09)
パトリシア マキサック、ジェリー ピンクニー 他

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を手伝っていたこともあり、ついこんな日記を書いてしましました。


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* comment *

日本人はレッテル貼るの大好きですね。まあ、B型は人間しかないそうなので、まさに人間の証明らしいですが、それは科学で裏づけされているそうなので。

ところで、心理学入門とか認知心理学入門は履修したのですが、日本語学校の学生たちがカウンセリングとまでいかなくても、誰かにきいてほしいな~というときには「傾聴」ぐらいしか知りません。
なにか、参考になるわかりやすい本などありましたら、教えていただけませんか?

よろしくおねがいします。

はるりゅんさん、おはようございます。
そうですね~。
「レッテルを張らずにはいられない心理」っていうのも、研究できそうに思います。
輸血と親子関係のほかに、人間の証明にもなるのですね(^O^)/

カウンセリングの方はちょっと遠ざかってしまっているので、私がお答えしていいのかわかりませんが、一般的に「傾聴」と呼ばれているものにも心理学をベースにするものだけでなく、いろいろあるようです。
もしカウンセリングの入門書ということでしたら、平木典子先生の「新版 カウンセリングの話 」(朝日選書)あたりがわかりやすいと思いますよ。

ありがとうございます。

なんか、読解の授業でスクールカウンセラーがでてきたら、学校に欲しいと言っていたんです。その学生はちょこちょこ私に話してくれるので、教えていただいた本を読んで、すこしは、「聞いてもらった」と思えるようになろうと思います。

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